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保管No-104

           bakuのブログ 旅の道草(045)
永平寺へ(2017.10.24福井秋の旅より)              (ameblo 2017.11.25 掲載)
(掲載日:2017.11.25)
福井駅北口
   
福井駅北口は2022年北陸新幹線開業に向けて整備されていました。
恐竜の化石が出土した勝山はご当地ということで、3体の実物大模型が動作も加えて夜空に吠えているのが印象的でした。映画ジュラシックパークで聞いた声でしたよ。

福井駅南口
   
左がJR北陸本線福井駅。えちぜん鉄道の車両が見えているところが、北陸新幹線の福井駅予定地で現在間借り営業中。
そして右側に建設中の建物が来春完成予定のえちぜん鉄道の福井駅です。


   
午前中は小雨降りでしたが、気を取り直して勝山行きの電車に乗りました。
ここが北陸新幹線のホームになるんですね。

   
25分くらいで永平寺口駅に着きました。
ホームに降りると、雨は傘の要らない程度でした。写真を撮り始めたら、駅員さんに京福電鉄時代の東古市駅保存駅舎はあちらですと教えられたので、早速旧永平寺線ホームと一緒に撮りました。
旧駅舎の内部はリホームされて、地域の寄合所のようになっていましたけど…。

   
駅の先端に立って、カメラを永平寺方向に向けます。 右側の線路の中断された先に、旧永平寺線が続いていたと想像出来ます。

線路跡は永平寺参ロードとして整備されていて、2018年からパナソニックと県・永平寺町と共同で、自動運転EVコミューター実用化に向けた実証実験走行を始めるそうです。
パナは確か太陽光発電と組み合わせで水素を作る技術でも一歩先んじていますよね。EV車では出遅れたトヨタだって、高性能全個体電池が有望だと聞くし、水素社会は非資源国日本に欠かせない脱・化石燃料・牽いては脱・原発にも繋がる大事な技術。世界的にガラパゴス技術という方向性を逆転させる日本の底力に期待したいですね。
一般住宅に水素ステーションを作られる方が先か、トヨタもパナと組んで車の屋根で発生させた電源を基に水素を作りエネルギーとすれば、市中に水素ステーションを整備する難問も解消されるし、水を補給するだけで走行できる究極のエコカーなんて夢も、近未来的に日本の技術で見られるかも知れませんね。
リニアにも乗りたいし、長生きしなくっちゃね…(笑)

永平寺

   
永平寺口からバスで約10分、永平寺バス停に到着です。
バス停から500m位でしょうか、直ぐに永平寺に着きました。

宗祖の道元禅師が只管打坐と共に有名ですね。正座も満足に出来なくなってしまった我が身がちょっと情けないですけど。

   
参道の右側は厳かな雰囲気で、台風21号の影響なのかスギの落ち葉が苔の上に茶褐色の模様をつくっておりました。数日後にはきれいに清掃されてしまうのかな……。
一面苔むす木立の中というのも良いけど、この風情もありだと思いました。


   
左側の聖宝閣の前は、緑の中に紅葉一点とは……、足を止めて向き合うと、沁みてきますね。
つい此間仲間の飲み会に参加したんです。下戸に割り勘は辛いけど、こちらから催促しないのに、ウーロン茶のお替りやアイスクリームを頼んでくれていた。やはり旧知親しき仲とは嬉しいものです。

 来世はあるのだろうか……。
 友人たちの会話の中で “死後の世界はどうなるのだろう” そんな話題が出たんです。お互い歳を取り健康診断で新たに疾患を指摘されたりで、見た目は元気なのに健康不安が有るからかな……。

…半ば過ぎ紅葉一点あおの中…
一人の友達が、量子力学における “量子もつれ” という考え方で死後は有るという。するともう一人が、人間が死ぬと脳の中のマイクロチューブルが宇宙に放出されるといい、彼等がかつて学び舎で専攻した分野では半ば常識らしいのです。
 でも顕在意識、アイデンティティーと言う意味で、果たして死後の存在はあるのでしょうか。永平寺の境内で目にした紅葉一点。葉落し近し、と言えども凛として佇む。見習いたい心掛けです。


…来世とやありやなしやと秋湿る…
 意識と言ったって、あの時は酔っていてまるで記憶が無いとか、脳の働きと無関係でないはず。では脳を失った意識は死後どのように存在するのだろう。もし魂が転生し来世があるとするなら……



※手前味噌の詠み歌は自由定型詩です。今回「や」を、連語・呼びかけ・疑問・詠嘆として句末に付て、韻を踏み語調をとる試みに挑戦しました。

…来世ごと色なき風に輪廻きく…
「今生で積んだ経験やスキルや人格も、来世では一度リセットされますが、潜在能力として身に着けて生まれ変わるとすると、長じて天性に気が付き磨きを掛ければ時代のヒーローになるかも知れませんね」
 2014.10.24
のアメブロ記事の中でこんな風に転生を直感で書いているんですね。丁度詠み歌を始めた頃でしたから、来世は今生の努力次第、歳などと言わず生きる事と向き合って、死ぬまで学びとすることが肝要だと自分に言い聞かせたかったのでしょう。
 しかし来世など本当に有るのでしょうかねぇー。有ると思えば有るような、無いと思へど有るような……。


   
さて、ここから中に入りますが山門ではありません。

   
案内図を見ると、正面の唐門を潜って左方向に有るみたいです。


   
左右に2体ずつ四天王像が配置されているこの場所が山門の真下になるのかな。工事改修中で通路部分は大きなブルーシートで遮断されていたから、全体像は分かりません。

   
上に上がる階段を取ってみました。ご覧の通り山門を横切るように回廊が張られています。改修後も一般客は山門から入れない様ですね。 パンフレットを見ると二層の楼門で、南禅寺の山門と見紛う程の壮麗さです

   
順路に沿っていくと、先ず傘松閣(さんしょうかく)に案内されます。
230
枚の天井画は圧巻で、唐獅子2枚、鯉2枚、リス1枚を見つけると幸運が得られるのだとか。私は頸椎疾患で5分も上を向き続けることが出来ないので、写真を取るだけにしときました。あー情けなや…笑

   
伽藍をつなぐ回廊が縦横に張り巡らさています。雪深い土地ならではですかね。

   
僧堂を通り仏殿へ、

   
承陽門などを見て、順路に従い法堂へ。 中では法要が終わったところらしくお経は聞けませんでしたが、廊下を通る私にも香の匂いが嗅がれて芥が払われるような心持でした。

   
仏殿の縁側から中雀門を見ています。
後ろに重なる屋根は、階下に有る山門の大屋根です。

   

山門の回廊から中雀門と周りを眺めます。
予定の詰め込み過ぎで、永平寺での滞在時間は約1時間半でした。
そろそろ、あっちもこっちもは止めて、落ち着いた観光をしたいと思うのですが、きっとせっかちなんですね時間が余ったら勿体ないと思い、つい予定を詰め込んでしまうんです……(笑)


では、今回はここまで。お付き合い有難う御座いました。


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