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保管No-103

              bakuのブログ ある日の風景(018)
富士山御中道を歩く(2015.秋)                   (ameblo 2017.10.27 掲載)
2017.10.27掲載

富士山・五合目へ(2015.09.30
   
一昨年の秋ことです。富士山五合目に行きました。
途中、相模川の上流の桂川に架かる城南橋を通りました。富士山が見えているのが分かりますかね。
手前の丘の中に谷村城の詰城(勝山城址)がありますが、駐車しにくいので寄りませんでしたが、このお城にも支配の変遷があるようです。武田(小山田氏)、北条、徳川、豊臣、そしてまた徳川と……。

   
富士スバルラインの四合目です。晴れていれば左手に富士宮方面、そして駿河湾も見えるそうです。

   
振り向いて、富士山頂をアップで撮るとこの眺めです。大沢展望台からですから、これがあの大沢崩れですかね結構迫力がありました。
 最大幅が500M、深さも最大150Mで、現在も崩落が続いているのだとか。これも富士山なんですね。

   
五合目に着いて、広場に移動して驚きました。どうやら七合目まで乗馬で行けるらしい。

   
多分カメラは北西を向いているはず。するとあの山並みは八ヶ岳だろうか。
何となく、このカットがお気に入り。でも、自己満かな。賑やかさ、風景、建物のバランスを切り取ったようで満足しているんですけど。
逆に言うと、それぞれが中途半端……。おっと、いけない。本当にそう思えてきた…(笑)

   
富士山小御嶽神社にお参りして山頂を拝します。木々の色付きは麓で言うと11月中旬くらいでしょうか……。

 富士山、御中道(おんちゅうどう)自然探勝路を歩きました……。

   
 ハクサンシャクナゲ、フジザクラ、シラビソ、コメツガ、ダケカンバ、カラマツが自生しているそうです。

   
 五合目駐車場付近も紅葉が始まっていたけど、探勝路を登り始めると、富岳の地肌の黒に反比例して、手に取るほどに黄と赤が鮮やかに見えるんです。
 草木が密生しているところでは秋の野や森を歩くようでもありました。


…御中道木々の物言う秋袷…
 富士山五合目の御中道をたった一人歩いている。目の前は艶めかしいほどに秋の装いだ。木々の赤や黄色が、雲や山や空の果てまでが、言葉も理屈も及ばぬ只一体となる感覚だった。それは突然だけど、どこか懐かしいようでもあった。

…鱗落つ律の調べに合わせ歌…
 生きている事が素晴らしいと、習慣というフィルターの晴れた視覚が感じ取った。すると気持ちが躍動する。メロディーが体内で奏でられるから、鼻歌と手拍子でもしたくなる。誰も居ないので口ずさんでみた。



…口ずさむ涙久しく空は秋…
 竹内まりあの “僕の街へ” を繰り返し歌った。普段なら涙を誘う歌でもないのに目頭が熱くなるから、堪えることも無く涙を流してみた。とても良い気分になった。
 普段一人が気儘でいいなどと言っているけど、真偽の程はまだ揺れていて実は分からない。それでも、いつか本当の空の色を、見られるような気分になれたと記憶しておこう。

   
河口湖方面と、急な上り坂。

   
息が上がって来たのでここで休憩しました。
山頂を望むと直ぐ着きそうな錯覚に囚われるのですが、まだ五合目付近ですし、このままの軽装で行ったら、それがきっと最期でしょうね…(笑)

   
山頂付近を望遠で撮りました。

   
さて、来た道を戻りますが、行きと風景が違って見えます。

   
下りは毎度左膝が痛んで休み休みになるけど、それでも何だかいい気分。

   
麓に戻り、後は帰るだけとなると、何だか寂しいなぁー。

では、今回はここまで。お付き合い有難う御座いました。


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