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              bakuのブログ 旅の道草(0021)
奈良(1)東大寺の大仏様                     (ameblo 2015.12.19 掲載)
(掲載日:2015.12.19)

奈良公園を進み大仏殿へ
さて今回は、11月中旬の奈良・東大寺です。

  
京都駅で近鉄に乗り換え奈良に向かいました。
前回と言っても数十年前ですが、その時はJR(当時は国鉄)奈良線で行きましたから、近鉄に乗るのは初めてなんです(ワクワク……)。
で、急行橿原神宮行に乗り込みます。

   
途中駅で特急の通過を見送り、大和西大寺で近鉄奈良行に乗り換えました。
これがビスタカーですか…ヒャー、カッコいい!

  
遷都君のお出迎え!? 近鉄奈良駅を後にして、東大寺大仏殿へ……

  
奈良公園の鹿です。
鹿って、ジーという擬音表現でよいか分かりませんが、何だか歯ぎしりのような鳴き声なんですね。
以前TV特集で、夜間不気味な怪音が町のあちらこちらから聞こえるとして、シカ科のキョンが千葉県御宿で異常繁殖して、住民の困惑の様子を報道していたのを思い出しました。
これを夜中に周りでやられた、かなり迷惑でしょうね……
でも正体がこんなに可愛けりゃー、まぁー…しゃーないか(笑) 

  
東大寺南大門です。そして左右には、仁王様が……

        
東大寺の仏像は廬舎那仏座像を含め、三脚禁止条件で撮影可能でした。
それにしても8.4mの阿形・吽形像は迫力ありますね。
平家(平重衡)の南都焼き討ちで焼失後、運慶総指揮の下、阿形像が運慶・快慶、吽形像が正覚・湛慶で、ほか小仏師作であると、平成の解体修理で像内文書から判明しているそうです。
また、後の下剋上の時代、三好・松永の戦いの時の銃弾も発見されているそうです。

  
中門の脇、西回廊の端の入り口から拝観料を払い大仏殿(金堂)へ進みます。

   
件の戦(松永・三好合戦)で焼失後、江戸時代元禄期に再建されたもので、大仏さんのお顔がより和風になられたとか……。また、天平時代からのものは、お膝などが部分的に残っているそうです。

さて、奈良の大仏様は、平安末期、戦国2度の戦火にあい、それぞれ鎌倉・江戸に再建されているとすると……。 ならば “仏の顔も3度” と言うし 、せめて我が国にくらいは戦なき打ち止めの世が続くと願いたいものです。

仏を拝顔する一人ひとりは穏やかなのに、組織(会社・国家)の人となれば話は別、引きずり引きずられるのがむしろ人情。
いわんや、世界ともなれば争いの種(宗教・民族。そして恨みの連鎖)は尽く暇もない。
 “急がば回れ” 、TPPなど経済圏の結びつきを強くして武力衝突の無い国家関係を構築して、先ず戦争の無い世の中を積極的に築くことを大事としつつ、争いのもとの一つ、貧困の無い世の中を望みたいものです。

また言ってしまいました。

僕のブログを読んで下さる方には、3度目となれば “耳たこ” ですね(笑)
でも、方便でも世界平和を一歩進められるのなら、それに越した事はないと思えるし。
歳を季節に例えれば、何だか落ち葉の頃の一人思いでもあるような……



  
ご本尊によって、脇侍の決まりがあるそうです。
廬舎那仏の場合、向かって左が虚空蔵菩薩で、右が如意輪観音菩薩になり、
ご本尊が薬師如来の場合は、向かって左側が右脇侍・月光菩薩で、右側が左脇侍・日光菩薩になるとか……。
(この法則は、足利将軍家所縁の等持院を拝観した時、館長さんらしき人の話しそのままですけど)
但し絶対法則ではないようで……
先ほどの一対の仁王様の立ち位置も、東大寺では左右反対だそうですし、決まりが有っても決まりが無い……
これって日本特有の融通性…なのでしょうか!?

      
大仏殿内向かって左奥に広目天、右奥に多聞天が安置されております。
南大門の阿形像多聞天は裸像でしたが、こちらの多聞天は甲冑姿でした。

   
お水取りの行事、一度見てみたいな……
二月堂は、平氏・松永と二度の戦火に見舞われても類焼を免れたのに、江戸寛文期(時の将軍は4代家綱)お水取りの失火で焼失し、直後その規模・様式を踏襲し再建され今に至るそうです。

  
夕暮れ近くのお土産物屋の明かり。
歴史の厳かを見て畏まった後は、人の穏やかな日常を感じるのも、また良いんだなぁ……
何だか、気持ちが温まりますね。



では、今回はここまで。
お付き合い有難う御座いました。


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