⇒ 保管No-035 bakuのブログ 暮らしの中で(0003) 絶景・猿橋 (ameblo 2015.03.07 掲載)
掲示資料板に百済の渡来人技能者が、猿の群れが藤蔓をつたって対岸に渡る様子を見て、この4層羽根木の橋台を考えたとされています。 勿論推古年間の話ですから後の脚色でしょうけれど、当時の最新技術は朝鮮半島経由のものが多かったのでしょうね。 いずれにしても必要を前にした先人の知恵は偉大なりです。 水面まで約30メートルの高さです。琵琶湖疎水みたいな水道橋は飲料用ではなく、東電の発電用の水路です。 で、この高さから役人に追われた国定忠治が川に飛び込んだそうです。 大磯ロングビーチプールの高飛び込み10Mの高さは、飛び板飛び込みが出来てもさすがに怖くて飛び込みを断念した私ですから、30Mは下を覗くだけでやはり怖かった。 写真を撮るのにもかなり腰が引けていました。 忠治さんの場合は必要に迫られた勇気!? 私はそれでも多分、いや絶対無理です!(笑) ただ猿橋の残念なところは、確かに景勝地なのですが、橋の掛かる位置の目線上に向かい側の立ち塞がる現代の土留擁壁と、その上に一般住宅が視界に入ってしまうところなんです。 古道、旧甲州街道の面影が一目で失われてしまう。実に勿体ない。 市ももう少し大きく育つ木を植樹するとか、土留に自然石を使うとか、ブラインド・視覚効果を考えて全体景観を整えたら良いと思います。 世田谷の等々力渓谷しかり京王線代田橋の玉川上水跡地みたいに、大都会の中に有っても別世界感のある場所を手本にすれば、もっと人を引き付ける魅力を出せるのにと、にわか郷土愛でそう思うのでありました。 では、今回はここまで お付き合い有難うございました。 ページトップへ ⇒ |