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保管No-037

              bakuのブログ 暮らしの中で(0005)
桂川・蒼竜峡、田原の滝                           (ameblo 2015.04.17 掲載)


  

 
前から気になっていた蒼竜峡に初めて来てみました。
県内の桂川には総じて深い谷間を流れていますが、ここは川底も浅く川幅の狭い早瀬ようで、よく見ると立木の枝の所々にゴミが引っかかったままになっていて穏やかな日に興ざめですが、隣り合わせの大雨による水位の上昇と激流が想像できて、ふと水の怖さも同時に考えたりします。
      「瀬をはやみ岩にせかれる滝川のわれても末にあはむとぞ思う」崇徳院
過去何度もCMで使われ有名な歌ですが、出会いはこれも新平家物語だっただろうか。若い頃から惹かれていたので、峡の付く所ならとここに来る前はこの歌にあやかり思う人への歌を詠めればと思っていたのですが、水の流れに情念を溜めて思いを分ける岩が一つも有りません。

  
で、○○○○○ビールの代わりに、蒼竜峡・満開の桜と道端のタンポポ……
  とりあえず 桜タンポポ 茶を濁し(笑)

 ______________

場所を移動し以前紹介した田原の滝に来ました。
 
ここは蒼竜峡の少し下流になり、富士急十日市場駅から徒歩5分くらいのところで、今回は周辺を少しぶらりしようと思います。(撮影スポットの架橋修復工事完了は来年に2月だそうです)

  
東電の発電用水の橋を渡る途中、振り返りの桜。
先に進みますと直ぐ踏切が……
下りたままの遮断稈をよく見ると、自分で上げ下げする簡易遮断機でした。

  
で、自分で竿を上げて渡ろうとしたら上り電車に警笛を鳴らされたので、余裕で踏切を渡りやつのケツ、いや失礼、後ろ姿を撮ってやりました。
もっとも電車に前も後も無いか!?……???(笑)
ところで富士急の現役車両は、昔小田急・京王・JRなどで走っていたもので、中でも京王5000系はとても懐かしく、確か関東圏の通勤電車で初めて冷房を搭載したのがこの電車だったと思います。
  

 
踏切付近で電車と満開の桜のコラボ。

 ______________

そして次は再び気になる桂川・田原の滝。
 
田原滝の上に東電用水の取水堰がありました。
写真右中の岩のような部分が川床で、手前満面の水の湛えは一定量しか流入しないよう余分は川に戻る仕組みのようです。

  
田原の滝の上、滝の吹き出し口付近です。


 
田原滝の落ち口と、溶岩柱状節理(浸食で崩落したものの人工再生)です

(明治中期に両岸が崩落し、大正の関東大震災以降浸食がすすみ、滝の位置が30M程後退したそうです。また昭和・平成に滝の崩落防止のため砂防堰堤が設置され、平成21年それまでむき出しのコンクリートからかっての柱状節理の渓流美の再生が施されたそうです。なお、天然形状は東尋坊などで見れ、私も一度行ったことが有ります)


  
撮影スポットから見た田原の滝です。(2011.09
来年橋が完成したらそう遠くない所ですから、田原滝のその時々の表情を電車とコラボで写真に残そうと思います。


 

帰り道、例の踏切を渡ってすぐ私の目に入ったのが、先端を失った桜の木と背後の三つ峠でした。

では、暫し樹と会話……

天辺は落雷で失ったものか、それとも激しい風雨によるものか、君もわけありの人生いや樹生なんだね。けど、三つ峠の稜線と重なりが妙に良いし花付けぶりも中々だよ。

何だって! そりゃあ長く生きてりゃ何かあるし、俺の姿はテッペンが無いから目立つだけで皆さん一緒さ。そう言うお前さんこそ訳ありなんだろう。

んー、過ぎてしまえば訳ありと言うほどの事では無くなるけど、まあそれなりに人並みの苦労もしたのかな。

ならいいさ。でも俺に話しかけるとはかなり変わり者だな。何だかお前さんとは気が合いそうだ。また来年も会いに来いよ。気が向いたらでいいからさ。そうだ、褒めてくれるなら来年はもっと見事に花を付けてみせよう。

そうかい嬉しいね!君の華ぶりまた見にこよう……。





田原の滝と言えば……

 

田原滝展望広場と芭蕉翁

 



では、今回はここまで、

お付き合い有難うございました。


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