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保管No-039

              bakuのブログ 暮らしの中で(0007)
勝沼葡萄郷・大日影トンネル遊歩道を行く               (ameblo 2015.05.12 掲載)

  
先日、塩山にあるめん丸のラーメン炒飯セットが食べてくなって、車で行き近くの恵林寺の境内をぶらりしてからの帰り道、勝沼ブドウ郷大日影トンネル遊歩道に寄ってみました。
トンネルに入って気が付いたことは蛍光灯の白色の灯り他に、電球色の灯りが虚ろな空間を点在させていることでした。

    
なんだろう?は、トンネル内の退避スペースを利用した彫刻ギャラリーと、大日影トンネルの歴史変遷の説明コーナーでした。
なるほど、電球色のほうが良いですね。
彫刻作品は井上麦さんと紹介されておりました。
氏は神奈川県出身で現在塩山在住だそうで、私も神奈川県生まれで同県在住のバクですから、先様にはご迷惑でしょうけど親近感が湧くと言いますかこれも縁と、にわか贔屓に作品全部拝見させていただきました。

    

   
しかし絵心の無い私からすると、制作時に絵とか彫刻の形がどう頭の中に描かれているのか、手が勝手に動いてと言うわけでもありませんでしょうし、とにかく不思議な能力を持つ方々に見えてしまうのです。

  
トンネルの中間地点です。
この日は平日の午後だったのでトンネル内約1.3KM、私の他に誰もいません。割とここは駄目とか肌が感じる方ですが、鉄道好きの好奇心のせいかこの時全く怖さを感じなかったです。

  
大日影トンネルは、1903(明治36年)開通。
1931(昭和6年)単線電化。
1968(昭和43年)複線化を経て、1997(平成9年)線形改良により役目を終えてしばらくの放置後、2009(平成19年)遊歩道として整備されます。
また勝沼駅開業当時はスイッチバック駅で構内は全長2KMに及んだそうで、その遺構も一片の面影として残されております。

      
この時はサービス遊具かと思ったのですが、これ保線用自転車でした。
誰もいないし ‘’ちょっと‘’ と思ったけど座席にシートが被せてあったので、その ‘’ちょっと‘’ の出来心を抑えることが出来きて良かったです(笑)
私は直感を優先させる癖があるから、親や目上の人に ‘’人の話をちゃんと聞きなさい‘’ とよく叱られたものだと思い出しながら、今回も危ないところだったと反省しているのです。
この性格、まだまだ先にしくじりそうで…でもこの件はクリアです(笑)

  
いよいよ出口まで来ました。片道30分と案内されておりましたが写真撮りや作品を見たりして1時間以上はかかったかな。
先に見えるのは全長約1.1KM深沢トンネルで、今はワインカーヴとして使われていて手前数十メートルだけ一般見学ができるそうです。
こちら側へも、バスや車で来られるそうです。因みに試飲は無いようですよ。
下戸が飲兵衛さんの心配をしてどうする……(笑)

  
ここから順序が逆になりますが、帰りのトンネル遊歩道を只管歩き30分掛けない快速歩行で、勝沼駅構内スイッチバック遺構地点に戻ります。左写真の右奥で右写真がその拡大です。

  

 
EF64形電気機関車の展示と南アルプスを臨む景色合わせパネルです。
この日はご覧のように南アルプスは薄い稜線だけの霞の中でした。

     
             桜の植え込みは甚六桜と言うそうです。

 
      望郷の碑「ふるさとの丘の夕日に葡萄熟る」(作:深沢豊・千代子さん)

葡萄の収穫最盛期の農家の人々の働く苦労が夕日を浴びて、陽の終わりに家族や隣人と互いに笑顔で湛えあう喜びの時間に代わる、そんな故郷を懐かしむ情感がぽっと眼に浮かびます。
また小生の金沢八景、少年時代の小さな旅の綴りの夕日の情景が重なります。

故郷と言えば他に室生犀星を思い浮かべますが、私の場合人生は可もなく不可もなしで幼少年期を過ごした中野が故郷なのか、懐かしく恋しいのはやはり青年期を過ごした多摩の地になるし、少し寂しいと言うべきかむしろ贅沢だと思うべきなのか……
無いと思えば何もなく、有るとすれば終の棲家こそ我が心の故郷と言えなくもない。
そう、思考反転! 恵まれていると合点しなければつまらない!!
その思えば数か月先であろう望郷のおもいが、句碑を枕に詩情が満ちて我が事のように見えてくるのが不思議です。同時にこの巡り合わせの導きに感謝の気持ちも満ちて来て……。




  
また三大夜景には入らないけど、勝沼の高台から見る甲府方面の夜景も素晴らしいですよ。確か近くにスパ併用の宿泊施設有って、友人たちが家に泊まりで遊びに来た時そのスパの露天風呂から夜景を見た事あります。
最高でした。


では、今回はここまで、

お付き合い有難うございました。


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