HPトップへ   ブログTOPへ 
    
            bakuのブログへようこそ  
amebloに記事掲載中                                  





他の記事の閲覧は、一度ブログトップページに戻りください。ブログTOPへ

保管No-041

              bakuのブログ 暮らしの中で(0009)
朝日川と桂川の合流点の河原に下りてみた。             (ameblo 2015.06.10 掲載)

  
日にちを少し戻り、気分上々ある好天の日のことです。
国道139号線の廃橋の脇に、釣り人が付けた細い道筋が桂川と朝日川の合流点付近の河原に続いていました。上から坂道の傾斜を見た時点で大丈夫としたのですが、いざ下り始めると足元が意外に覚束なく途中で尻もちをつき、体勢を滑りに任せたままの格好で下まで降りる始末となりました。
普段頸椎疾患で歩行が右に傾く感覚があるのですが、40近くまで通勤時、駅の階段5段跳びくらい平気で出来ていたから、このくらいの傾斜ならと思ってみたものの結果はやはりやれやれと言うことになりました。

しかし、どうでしょう。
目線が川面に近くなると
水の流れや辺りの青草がそそくさと騒ぎ出し
透き通る空の青さから
湧き出す緑の風が鼻面をかすめると
瞬時に匂いは弾け記憶の一片が
忘備にしまわれていた引き出しから顔を覗かせて
何時もの様に嬉しそうに囁きはじめます

記憶が世田谷上町から家の都合で多摩に引っ越して来た時に遡りますと、一変する自然多き山河の誘いに強く惹かれ喜びの躍動を胸一杯にして、昭和45年頃の多摩市を流れる大栗川に当時飼っていた犬と川遊びをした日々が脳裏に甦るのです。
今となっては団地や多摩都市モノレールまで走り、丘陵地帯の清流という印象は微塵も残されていませんが、多摩ニュータウン建設以前当時自転車で野猿街道の大塚・堰場まで行くと、川底が一枚岩板の場所かあり水の流れがとても美しく釣りの餌になる赤虫も沢山いたような記憶が残っています。
当時、大栗川は宝蔵橋より上流がまだ自然の蛇行河川で、オイカワという綺麗な魚が多く生息していましたし、宝蔵橋付近で川タナゴ時には鮎も見たこともありました。
多摩川の関戸橋附近では犬と遊ぶには流れがきつすぎて、よくこの大栗川に出掛け犬のフジと一緒に水に入り川遊びを楽しみました。
フジは猟犬(紀州犬)としての性質が強く人間以外に恐れ見せた事が無く、中々泳ぎも上手で場所を構わず川の中に入るからなるべく釣り人の居ない浅瀬を選び、青年に成りかけの私は四手網を仕掛けたりフジも何かを追いかけては、気儘に飽きもせず夕暮れまで遊び呆けた一人と一匹の帰り道には、いつも満足顔が有ったのをつい昨日のように思い出します。

  

だから気持ちは今にも川に入りたいのに
足元がおぼつかなく尻もちをついてそれを諦め
本流の釣り人の竿先に思いを馳せ
キラキラ輝く川の流れをただじっと眺めては
古く朽ちた橋の有る今昔交差点の中
懐かしい躍動の季節を間近にして
気分は儚くもありまた楽しくもあるかのように
柔らかな微風の奏でに
あの時この時を聞いているかのような心持なのです……



 
もう少し撮った写真を紹介します。朝日川に掛かる国道139号線の廃橋(旧道)。写真奥に掛かるレンガ造りのアーチ橋は東電発電用水の水道橋です。

  
レンガの水道橋は車を河口湖方向に走らせて左側に見る事が出来て、見た目のインパクトも結構ありますよ。

  
堰堤から上流を撮りました。

 
この川の源流近く?車で入れるところまで行ったことがあります。
15年前くらいの話なので現状は分りませんが、その時の印象だと道はオフロードと言っても過言では無く、流水が道を横切る箇所が数回有りました。

 
おまけ的な話し……。
桂川を渡る富士急行線。手前が国道139号線の廃橋で中の橋が富士急、奥のコンクリート製高架橋がリニア中央新幹線です。
つい最近ですが、この富士急行線の河口湖駅から富士山5合目まで、電車を走らせる計画が有ると知りました。富士スバルラインを鉄道専用とすることで、CO2削減の環境保全を積極的に示し、イコモス世界遺産相応対策とする案が急浮上しているそうです。
鉄道好きの私には嬉しいニュースでした。
そうなると、富士急とリニアの交差地点(現実験線乗降プラットホーム)に新駅誕生が現実味を帯びてきます。とりあえずリニア新幹線は別にしても、成田エキスプレスで成田空港から河口湖更に富士山5合目まで直通運行の可能性が出てきました。
海外はハワイとタイしか行った事は有りませんが、どこか行けそうな気分になるだけでもまあいいか…(笑)
また中央線快速にグリーン車2両が追加編成され12両運行(東京―大月間)も数年後に実現される見込みなので、旅行先からの帰り特急の他に快速グリーン車の選択肢が増えこれも楽しみです。



では、今回はここまで、
お付き合い有難うございました。


                                  ページトップへ 

他の記事の閲覧は、一度ブログトップページに戻りください。ブログTOPへ



                ページトップへ