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              bakuのブログ 旅と電車と私(0014)
金沢(1)・電車旅と茶屋町風情                   (ameblo 2015.10.16 掲載)

  
1年ぶりの電車旅で、金沢へ行きました。
初めて乗る北陸新幹線。大宮から一路金沢へ。
今回日本旅行・赤い風船プランではなく、JR東日本“えきねっと”10%OFF(特急指定席)を利用しました。
東海道・山陽新幹線の宿泊プラスなら赤い風船にお得感がありますが、今回の旅に関して“えきねっと”の方が、帰り高岡・富山に寄る都合に有利でした。 役に立つがどうか分かりませんが、ミニ情報でした。

 

金沢駅、鼓門・おもてなしドームです。
北陸新幹線開業時テレビで何度も見ましたが、間近で見ると巨大で威容があり、鼓から展開した優れたデザイン性を感じさせられました。
新・国立競技場も“和”というコンセプトで発想展開して欲しいですね。

     
1泊朝食付きの格安ビジネスホテルが野町にあるので、北鉄バス9番乗り場のバスに乗りました。

  
ホテルから徒歩2分、北鉄石川線野町駅に入線する鶴来行きです。
この運行システムは、この後バスを利用するのにとても分かりやすく便利でした。


  
2つ目の新西金沢で降りると、目の前が北陸本線西金沢駅です。
この部分の北陸新幹線延長線(敦賀方面)は既に完成され、走行試験車両が通過したような気配もありました。

    
西金沢駅から北陸本線に乗り換え再び金沢駅へ。
10分間隔のバスで、野町から金沢駅まで15分なのですが、時間に1本の北鉄石川線と時間に2本のJR線をわざわざ使いました。
僕は鉄道が好きで、見たり乗ったりするだけで満足しちゃうんです(笑)


       1日目のハイライト・東茶屋街・主計町茶屋街・西茶屋街へ行きました。

 
東茶屋街・撮影スポットで先ず1枚……
重要伝統的建造物群保存地区で、東西130m・南北130m・140軒の内3分の2がその指定建築物だそうです。

この写真は西から東に向けたもので、
茶屋町の景観はさることながら、
卯辰山のなだらかに下る丘陵の突端の森の繁りが、
扇を広げた屏風のように、また秋涼の彩りを添えて、
“茶屋街の昼の顔“の印象を引き立ていました。
夜になれば電灯色の淡い光が、
また幻想的な空間に趣を変えるのでしょうね…

  

見返り柳の前に茶屋様式の町家…“金澤しつらえ”というお店がありました。
(内部は工芸品の展示と2階がカフェの作りにリノベートされ、時代に合わせて水茶屋風に変身ですね)
外観は色鮮やかに化粧直ししたばかりだそうで、待合茶屋の雰囲気は、お座敷遊びに縁のない私の旅の感受性にも十分に語り掛けてくれます。

然もすれば…
道を挟んで左斜向かいの検番(東茶屋街組合)から、
ピンと張り詰めた、
しかもどこか、か細い三味線の音が私の歩みに囁きかけ、
何処からともなく吹く秋風の調子をとっては、
側の“見返り柳”を、
形よくしなやかな舞を囃し立て揺らしているようで、
何とも艶やかな、
気が付けば、私にとって “たら・れば” の、
しかも風流な、
非日常の爽秋の気分がそこありました。




僕に囁きかける三味線の音色は、人の生きるとうい選択の中での丹精のこもりでした。
自身を省みても、自ら望む職に就くことは中々ないけど、まず精魂込めて事に関わる姿が目に浮かび、じゃー中途半端な自分の場合はどうだったろうと思うと、逆にその音色が、人の一所懸命を切なく奏で愛しく聞こえて来るのです。
ひたむきに物事に励む姿が美しいと。

また往時の場所柄、男女の仲にどんな思いが存在したのか…
そんな謎の艶めきも感じられて……
私にとって未知の奥行きのある情緒風情を、重ねた齢のレンズを通して勝手に想像したのです。

   
浅野川と主計町茶屋街です。
中程の川に面して五木寛之「浅の川暮色」一文抜粋の文学碑がありました。
また、宮藤官九郎「舞妓Haaaa!!!」のロケ地になったそうです。
あかり坂と泉鏡花記念館が傍にあるそうですが、私は近江町市場と親類へのお返し探しで、めいてつエムザと香屋さんへ寄り道しました。

 
傾きかけた日差しを受けた、鼓門・おもてなしドーム巨大なです。
巨大な円形ドームをじっと見つめると、何故か怪獣ガメラを連想してしまう(笑)
この後、駅ビル内“あんと”の飲食街で夕食を摂り、バスで野町広小路へ。

 
  
西茶屋街に寄った時には、もう日は沈み空気も少しひんやりしていました。
今日1日で、約12,000歩(ガラ携の歩数計)歩きました。
足の痺れと痛みは6,000歩が目安で、その後はベンチなどで休み休み何とか歩き通しました。
で、ホテルはもう目と鼻の先。
熱めの湯船で体を温めると、何故か翌日には回復しています(笑)



では、今回はここまで。
お付き合い有難うございました。


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