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保管No-057

              bakuのブログ 暮らしの中で(0013)
久しぶりの高尾山                            (ameblo 2016.01.22 掲載)
(掲載日:2016.01.21)
高尾山(2016.正月)
   
京王高尾線高架下。久しぶりに来たので懐かしくて、狭間方面と振り返り高尾駅南口改札口方面を1枚ずつ撮りました。

   
京王高尾線・高尾駅から一駅ですが、6~7年振りに高尾山に向かいます。

   

友人と待ち合わせしたのですが、右写真で僕は右の電車で既に着いており、左に入線する電車に友人が乗っているはずなのです。

と言いますのも、高尾駅で友人の乗り遅れた顔を見ておりましたから。
しまった! とする人のリアクションは笑えますね(笑)


久しぶりの高尾山

高尾山に初めて登ったのは、上町(世田谷)から多摩に引っ越ししてきた頃だったか、京王高尾線(北野―高尾山口間)が開通した直後だったと思います。
小学生の時の遠足で、景信山を経由して相模湖小原宿までを歩いたのを覚えておりますが、登り口が高尾山だったか陣馬山か記憶が今一つ定かではありません。

   

   
高尾山のケーブルカー清滝駅から、薬王院・高尾山頂に向かいます。

   

車内は大混雑。写真を撮るのも一苦労です。
前回来た時はケーブル高尾山駅隣接の展望台から、新宿副都心は勿論遠く東京湾まで肉眼で見渡せたのですが、この日はあいにくの曇天のためか、見たかった眺めはすべて雲の中でありました。

   

1号登山路は薬王院の参道で、本殿までの途中に茶店が2カ所あり、ここは参詣者やハイカーの丁度よい休憩どころのようでした。
手前の茶店足を休め、帰りは焼き団子とお茶を頂きました。

   

先の茶店にちょっと不愛想な、むっちり気味のパピヨン?君がおりましたよ。
「おっさん! 勝手にオラの写真を撮るなって!!」
んーなぁ、感じでした…かな(笑)

   

薬王院の山門前と、脇に歌碑がありました。
祥南行書体? の崩し三文字が分からず当て読みとなり、何となくですけど小生風に解釈させてもらいました。

「極東へ 吹き行く風○ 物言は○ 日にいくたび○ 堂より聞こうせん」

(遠いこの地より更に)東の果てに吹いていく風は、何も言はないけれど。堂にあって(修行する? わが身は)日に何度か、(その風に求めるようなものが有るような気がして、耳を傾け?)聞こうとしてしまうことだ。
或いは、物言わぬ風を潔しとして、わが身もそう有るべきと、つい聞き入ってしまう……かな。
この歌には、強い意思と徳を持つ人の威風を感じたのですが、同時に少し安心しました。
また物書きを自称する性とでも申しましょうか、ここで少し派生的な心象を語りたくなってしまいました。


孟子? だったか、心安き時でも不安を抱いていて、また逆も然りとする意味の4字熟語(忘れてしまいました)が確か有ったと思います。
人は真剣に向き合う中でも、実は他の事も考えてしまう、いえ感じてしまうものではないでしょうか。無心であっても二心(意に対する別意・反意などの相対性)の存在はむしろ自然と考えるのです。

とすれば、自作小説の中でもまたブログ開始当初から、度々自身の内なる声で表裏の表現しておりますが、あながち悪くも無いと思ったのです。

詠者様には敬意を持ちつつも、私事の余計な話合わせとなり恐縮です。
(“態”「決断や行動」が人となりを現す事も、小生決して忘れているわけではありません)
大変失礼しました。

   
高尾山薬王院有喜寺」の起源(開山)は奈良時代聖武天皇の頃だそうで、南北朝期に飯縄大権現を奉祀し中興されたことからか、その眷属である天狗様をあちこちで見かけます。

また現在真言宗智山派三大本山の一つで、かつ山伏の修験道場で有ることから、象徴的な「懺悔、懺悔、六根清浄」の文字と、6根(眼・耳・鼻・舌・身・意)清めの対象を手で回せる石車が、それぞれ1文字彫りの球体石を頭に頂き6カ所にあるそうです。(※石車の総数は20ヶ所
前回来た時だったか、麓の不動院で山伏姿の行者一向に出会ったことが有ります。休憩を済ませると、錫杖を持ち法螺貝を鳴らしながら1号路を登って行きました。

   
薬王院本堂にお参りをして……

   
奥の院に行きまして……

   
山頂に着きました。

   
左は湘南江の島で、右の端は僕の知らない山の名が。
そして、富士山は左から3分2位の位置に案内されておりますが、この日はその殆どを見ることが出来ませんでした。

すると偶然か、左膝の外側の腱に何時ものような違和感が……!?
こうなると…下り道の特に階段で、膝の屈伸時かなり強い痛みが走るのを予感させるのです。
“行はよいよい、帰りは怖い”
名物、小生の階段蟹歩きの始まりです。

左足を曲げずに一段降りて、右足を後から左足に揃える歩き方です。
ですから、年の割に情けない格好で2倍以上の時間がかかりますから、友人にかなり笑われましたが、こうするとずっと痛みが軽いのでしゃーないのです(笑)
家に帰り熱めの湯船で温めて一晩寝ますと、次の日には嘘のように普通に戻るから不思議です。
いえ、行いの悪い小生の事、この程度で済むのならむしろ感謝なのであります(笑)
そんなわけで、友人も気を使ってくれて、帰りは途中休憩を取りながらケーブル山頂駅に戻りました。

   
帰りのケーブルは、写真の撮りやすい最後列に乗り込みます。

   
帰りの車内も大混雑でした。

   
傾斜日本一(山頂駅付近)の高尾山ケーブルカーの中間地点に差し掛かります。

   
ケーブル駅前から、京王高尾山口駅方面に向けて撮りました。


冬季の外出は……


小生、冬季は寒さが苦手で特に出不精なります。
だから毎回、外出間際 “えい!” と気合を入れて出発するのです。
しかし不思議なもので、一度外に出てしまえば耳目が外界に刺激されると言いますか、あれこれ思いが湧き出し気分も勝手にhighになるのです。
それもこれも毎度 “分かっちゃいるけど” 出掛ける前の煩悶(自己内問答)でありまして、この日も既に寒さもすっかり忘れ、年の始まりの一歩の新たかさみたいなものも感じつつ、友人とオヤジギャクの応酬ですっかり上機嫌なのであります。
思い出したかのようですがこの日は7年振りの初詣で、やはり新年を迎える時期として寒空がふさわしく思える一日ではありました。
“10日の新年会でまた会おう”
高尾で別れ友人は東方向へ、小生は京都方面に???……。
ええ、まぁーそのー、既に慣れ親しむ西方向のお里へ帰ります!(笑)




4日後の新年会で僕も大いにはしゃがせてもらい、また友人たちの元気な顔が見られて良かったです。


では、今回はここまで。
お付き合い有難うございました。


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