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保管No-64

              bakuのブログ 暮らしの中で(0015)
高遠の桜                           (ameblo 2016.04.15 掲載)
(掲載日:2016.04.13)

高遠へ久しぶりに行きました。(2016.04.11)


   
三峰川河川敷臨時駐車場から弁財天橋を渡り右に曲がると、桜満開の丘陵地帯が正面に見えてきます。
(※写真は河川敷の桜です)

   
             (※カット加工した、イメージ写真です)

無限天水湧き出でて「青き空、並々と湛え、花堤」と申しましょうか……

下から見上げると、ピンクの帯が横に長く広がっております。更に、勘助曲輪(現在駐車場)から本丸を見上げると、その帯は見事な花の堤となり、湧き立つ蒼天を並々と湛えていました。
その時でした。一羽の鳥(鷹としておきましょう)が大空高く舞っており、後で思うと五郎山の方角で有ったような……
なのに、肝心な写真を撮り忘れました。と言うのは、臨時観光案内所で高遠の桜を俯瞰する場所を密かに教えてもらったので、気持ちがそちらに飛んでしまっていたのです。
で、イメージ写真となりました。今思うと残念です……

もっとも小生に付き物、ラッキーとドジリ混合人生の縮図として、半ば諦めております。

花の色の濃さは、甲斐崩れのおり織田方の調略に乗らず徹底抗戦し壮絶な最期で討ち死にした城主、仁科五郎盛信以下忠臣の土壌の血潮を吸うからだと後々まで語られています。




   

高遠の、一目千本、桜傘、と言うような……

吉野山(小生、まだ一度も生で見たことがありません…汗)を思わせる程の壮観です。
西行が平泉を訪れ束稲山の見事な桜に驚かされて、吉野山を偲ばせる歌がありますけど……
一体西行は、奥州藤原氏の繁栄の頃にどんな桜を目にしたのだろうと、この景色に当て嵌めたら大袈裟でしょうか。
遠くに見える雪渓は南アルプス仙丈ケ岳です。
やはり、大袈裟とは言い切れない光景なんです。
ですからちょっとパロディー風に江戸狂歌精神をお借りして、束稲山の歌に重ねさせて頂きました。


   
さて…人の流れと共に階段とスロープを登ると三の丸でした。
桜満開の広場は人出が凄すぎて、間隙を突いて薬医門
(※元々は二層の楼門…民間払い下げの時代に縮小改築され、現在の場所に再移築されたそうです)と満開の桜を撮りました。

   
北ゲートにある高遠閣です。ここから入園します。

   
二の丸の桜の中を歩きます。

   

本丸の柵内の満開の桜。

タカトウコヒガンザクラという少し色の濃い花が、園内に老木含めて約1500本植えられているそうです。

   

公園の本丸南側から、桜越しに中央アルプスの雪渓が見えました。

桜爛漫、遠く雪渓を望む。これもまた素晴らしい観望ポイントでした。

    

高遠の、老桜末の、枝垂れ振り……

本家とは違い、樹齢を思わせる見事な枝垂れ振りです。
首を垂れる稲の実りは謙虚さなら、こちらは生きる事への感謝のような……
空はにこやかな晴天ばかりではなく、雷に撃たれ、嵐に枝を捥がれ……
幹は二筋に太く天に伸びて、先端はへし折られたように丸坊主。
きっと一度は朽ちかけた。それでも、ヒコバエのような細い枝を出して花を付ける健気さに脱帽です。




生きるって、それだけで大変ですから……

   
南曲輪の桜の間から望む中央アルプスです

   

高遠美術館前の大木桜、一本丸撮りです。

この後、江島囲み屋敷を見学しましたが、それはまたの機会にご紹介させていただきます。

また、ご当地は保科正之公(初代会津松平藩主)の高遠藩時代……
内藤新宿でも知られる内藤氏の城主時代、幕末に進徳館(藩校)を開校して教育長野県の先駆けとなるなど、土地柄に誇の気風を感じました。


   

   

最後は、高遠城址公園1500本桜の全景写真です。

山梨・長野(中信・南信)を仕事場にしていた頃、高遠・伊那・駒ケ根・飯田に月2回の頻度で通っていました。その頃がとても懐かしくなりました。
当時は仕事でしたから眺めをゆっくり楽しむ余裕は無かったけど、今回はゆっくりと近くに遠くに高遠の満開の桜を楽しめて大満足です



では、今回はここまで、
お付き合い有難うございます。


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