⇒ 保管No-68 bakuのブログ 旅の道草(0030) 松江~由志園~境港へ (ameblo 2016.06.17 掲載) (掲載日:2016.06.16) 由志園へ この日の天候は雨時々曇り。松江駅バスターミナルから松江境港シャトルバスで、由志園までノンストップ約35分でした。 途中、中海に一筋敷かれた道路をバスは走りますが、生憎窓の外は雨模様で視界が悪く晴れを望むから、そぼ降る雨に物思いともいかず写真を撮る気になりません。 とか、言いながら大根島にある由志園に到着します。パーフェクトチケットはバス代だけでなく、入場券売り場で呈示すれば団体割引が適用されます。 松江城、出雲歴史資料館、足立美術館なども対象になっていて、かなりお得な気分で旅が出来ました。 入園すると、先ずはこんな感じです。 早生の路地咲きの牡丹は終わっており、そのエリアはパスします。 一年中鑑賞できる牡丹の館に足を踏み入れると、百花王と言われるに相応しく見事な大輪を咲かせていました。思わず息を呑むほどです。 以前の話しですが牡丹が好きな人がいて、一株貰って庭に植えたのですが、その頃僕は三度の飯よりゴルフでしたから、確か母から牡丹が咲いたよと言われも、その時に一度見たきりとなりました。 思えば、その人は正面から生に向き合う人であったし、それが寧ろ自分にとって足りないと感じていたから、羨ましく受け止めながら良い時間を過ごせたような気がします。 僕ももう少し正面から向き合うべきだったかな。 さて、その人とは会う事も無くなってしまったけど、牡丹咲くもの問いに目の前がパッと開かれたようで、よかった過去を懐かしみつつ、気持ちが柔らかになるから嬉しくなります。 これから先もこの日の牡丹の出会いの様に、今生に良き縁を得たものと心を温められ、折りあらば旅を楽しみつつ明日に繋ぐ希望も授けられるといいな……。注意力散漫の為せる業か、僕は手塩にかけるとか思い入れを持つとかが苦手で、母が亡くなってから特に、ほっておいても花を付けるものばかりとなりました。 それでも、草木は驚くほど伸びるもので、年に二、三回思い切った伐採をしないと、狭いに庭がジャングルと化してしまいます……トホホ。 いやー君たち、べっぴんさんだねー …… そう言えば…… 気まぐれに、芍薬を一度だけ咲かせたことが有ります。しかし冬寒い土地柄のためか、翌年は咲きませんでした。 一度だけ咲いた芍薬を撮ったものです。 ピンク一色ではなく、白のグラデーションがかかり、上品にすくっと立ち咲く姿を記憶しています。 やはり僕は世話をすることが苦手で、前にも親父の残した松の盆栽を、猛暑の続きの年に水遣りを間違えて枯らしてしまった事があるのです。 そうそう、僕はペットも隣りの猫の訪問で良いとするぐらいですから、最近では咲く花も他所で楽しむのが良いと、由志園を訪ねたしだいであります。何ちゃって…(笑) 牡丹の館を後にして回遊式庭園を歩きます。 石楠花ですかね。この時、雨露を弾いて元気よく咲いていました。 滝音に引かれて奥に分け入ります。 ちょっといい感じに満足です。 どちらかと言うと、こちらの方が好きかな。でも昔の様に水に入りたがらなくなりました。どうしてでしょう……、それは内緒です。(笑) 手入れの行き届いた園内を進みます。 最後は、牡丹の花筏の演出ですかね。 大根島はミネラルが豊富な土壌で、高麗ニンジンの栽培に適した産地だそうで、館内で販売しておりましたが、僕は買う予定が無いので試飲しませんでした。 境港へ 再びバスに乗り境港まで移動しました。駅前で水木しげるさんと鬼太郎・ねずみ男の像を写真に収め、隠岐の島航路の港までひと歩きしました。 そうそう、境港市に入る手前の江島大橋のベタ踏み坂ですが、橋の上り勾配が際立つポイントもバスの車内から見ることが出来ました。 凄い光景を目の前にしても、カメラが間に合わず写真は有りません。 境港線で米子に行き、シャトルバスで足立美術館へ。 またその先の月山富田城趾へ向かいます。 では、今回はここまで。 お付き合い有難う御座いました。 ページトップへ ⇒ |