⇒ 保管No-082 bakuのブログ ある日の風景(007) 嘉例川駅(2016.09.30・鹿児島の旅より) (ameblo 2016.11.11 掲載) 2016.11.11掲載 気持がよくて…… 嘉例川駅前公園の高台に有る駐車場から、隼人方面に少し歩いてみました。一つ目の踏切から嘉例川(かれいがわ)駅方向を撮りますと…… 小山の茂りを二つに割いて、鉄路が広い見晴らしを求めるかのように大空に向かって伸びておりました。何だか、爽やかな青春アニメのオープニングのような背景です。 更に望遠で…… このカット。何か、好きだなぁー。 そして、肥薩線嘉例川駅にやって来ました。駅前にも広い駐車スペースがありました。 嘉例川駅を旅番組で見たのは10年くらい前で、タイムスリップしたような駅舎に、凄いな! 行きたい!! と思ったものでした。 しかし当時は会社勤めが忙しく、九州それも鹿児島は余りに遠過ぎていてただそう思うだけでした。 それが今こうして嘉例川駅を目の前にしているのですから、時の巡り合わせとしても何だか不思議な気分になります。 レトロ感にワクワク驚きというよりは、旧大社駅や特牛駅、それに門司港駅に行った後になったから、私にとっての懐かしいエリアに入ったと言う満足感がありました。 すると…頃合いもよく、カタコト、カタコトとレールを叩き、特急はやとの風鹿児島中央行が現れます。 列車が着くと、車内アナウンスが有るものか乗客がパラパラ降りて来て、ホームの鐘を鳴らしては記念車写真を撮ったり、女性車掌さんもその手伝いをして、山の駅のホームは一転子供の歓声や人々の笑い声でとても賑やかになりました。 JR九州お得意の改造車両です。車内の木製造りと肌色照明が癒し旅にぴったりと感じます。 そうそう、大月―河口湖間を走る富士急行線にも、特急二編成・快速一編成の改造車両が富士山の麓を走っております。 列車を見送って…… 僅か5分の停止時間でしたが、賑わい列車が去ると、山の駅はまた “そらくもかぜ” の静の中に、山鳥の声を聞くかのような静寂に…… 今回の詠み歌に、今年の5月、信州杖突峠の “やまそらまちや” の表現を使ってみました。 「峠越え やまそらまちや 衣替え 湖(うみ)を鏡に 色を付けつつ」(2016.05.02詠み) 季節は違うけど静寂が何もかも止めてしまったかのようで、私の存在だけを動かしていると感じたあの日に似ていたから…… この日は鹿児島旅行の最終日でした。 霧島方面にも行きましたので、その写真を本文記事とは別に掲載します。 竜馬とお竜さんの絵看板と犬飼の滝です。 隼人方面から車で223号線を妙見温泉まで来て、ほぼUターンの角度で470号に入って5分位の所にありました。 223号線に戻り、次は塩浸温泉に寄り道です。日本初の新婚旅行と言われる旅の中で、竜馬は寺田屋騒動の刀傷を癒すため、この温泉に18日間逗留したそうです。 更に223号を進むと、丸尾の滝と温泉の湯煙りがありました。 神話の里公園です。遊覧リフトもあり、更に上に行けば素晴らしい展望が望めそうです。 霧島神宮まで来ました。参拝を済ませ、嘉例川駅に向かいます。 嘉例川駅から車で鹿児島空港まで10分程でした。滑走路に入る直前の左ターンの機窓から後続の出発便2機を撮りました。 9月30日。羽田の天気は一転悪かったのですが、帰りの傘の出番は有りませんでした。 この旅は行く直前まで鹿児島の天気も関東と同じ曇りか雨でしたが、着けば雲が多いものの4日間晴れでした。今回も晴れ男は健在です。バンザーイ……、相変わらず単純脳も健在です(笑) ページトップへ ⇒ |