⇒ 保管No-088 bakuのブログ ある日の風景(010) 姫路 (ameblo 2017.02.13 掲載) 2017.01.12掲載 姫路城にちょっとだけ寄りました(2016.11月下旬・京阪神の旅より) 姫路駅から徒歩で約1km。17時過ぎに姫路城の桜門橋前に到着です。 石票全体を手前に居れたら、城が箱庭風に収まりました。 この時間なので天守には入れません。 5月の旅行で、松江城の急階段で滑って落ちそうになり、現存天守の階段に苦手意識が付いたから、端から今回パスで良かったみたい。ちょっと負け惜しみ…(笑) 角度を変えて撮りました。手前は小天守で良いのでしょうか。 また左に目を移すと、西の丸南側の2つの櫓が眺められます。 城の歴史は室町時代初期(赤松円心の二男貞範)まで遡れるようですが、天守を備えるものは秀吉の時代からで、大小天守を配するようになったのは池田輝政以降なんですね。いやー、見とれてしまう。 背景が暗くなると、白壁がライトアップに強調されて一層綺麗です。段下には修理中の櫓が有るのでしょうか、景観的には生憎ということになりました。 一時間以上散策したでしょうか。大手門を出て姫路駅に戻ります。 駅に着いた時にはとっぷり日も暮れておりました。 振り向いた大通りの直線上に、ライトアップされた姫路城がまだ見えます。 帰宅を急ぐ母と待つ子…(詠み歌と文中三句) …土産持つ母の頭上や冬昴… 仕事帰りなのか、お土産を持ち帰宅を急ぐ母親らしき女性とすれ違って……作文する。 一日の仕事を終えた人の顔はとても穏やかで、すれ違い様、夜の静寂に残す後姿もどこか微笑んでいるような。 社会に関わると別のスタンスだなと思う事があるけど、プライベートに戻る時間って何て優しくて平和なんだろう。 …顔見たし急き立てるのは六連星… …顔見たし親子の絆六連星… ある寒い冬の夜……。父の遅い帰宅は諦めて、母の帰りを待つ兄弟がおりました。 母さんはきっとコロンバンのバームクーヘンを買ってくる。周期性で知る子供たちの期待は妙に高まっていて、それはこの日も的中したようです。 少年はバームクーヘンの外側のココナッツをまぶしたアイシングの味の深みがとても好きでした。 さぁー仏様に上げてからよと言う母の笑顔も、どこか何時もと違うとびっきりなのです。少年は思いました。 僕等がこんなに喜ぶのが、きっと母さんも嬉しいのだろう。弟も母さんの顔を見てからはしゃぎっ放し。 そうさ、僕等だって母さんの笑顔が大好きなんだから。 すると……、さっきまで少年の耳に少し寂しげに窓を叩いた虎落笛も、今はどこか陽気な音階を奏でているではありませんか。 |