⇒ 保管No-90 bakuのブログ 旅の道草(0038) 箱根湯本を通り熱海へ (ameblo 2017.03.10 掲載) (掲載日:2017.03.09) 御殿場から乙女道路で仙石原へ向かい、箱根裏街道で宮の下へ。東海道に入り塔ノ沢まで来ると、箱根湯本まで渋滞となりました。 渋滞停車中にシャッターを切ります。 右手の建物は福住楼です。明治23年創業で貴重な竹材(雲紋竹・亀甲竹など)の装飾を取り入れた京風数寄屋造りの旅館だそうですよ。 運転中のため正面の写真はとれませんが、夏目漱石・島崎藤村・福沢諭吉などの文化人も逗留した宿なんです。部屋カギは今でもネジ式の内鍵なのかな。 若い頃友人4人で花巻温泉に行った時、昭和天皇の泊まられた部屋で一泊した事が有るのですが、確かねじ式の内鍵でした。風情のある旅館に泊まり、文豪の目線の先の情緒だけでも味わってみたいものです。 函嶺洞門ですが現在は通行止めで、2015年から箱根駅伝もバイパスを通るルートに変更されております。 後に遊歩道として再整備されるのかな。土木建築遺産でもあるので1枚撮っときました。 東海道線の早川駅で休憩。自転車をなぎ倒したのは、愉快犯ではなく強風の仕業ですね。 西湘バイパスと合流地点の石橋付近でまた渋滞発生。 石橋山古戦場はこの辺でしょうか。この戦いで敗れた源頼朝は真鶴から海路安房に一時逃れるのでしたね。 その時平家方の梶原景時が洞穴に潜む頼朝を見逃して助けたとされる話もありました。 相変わらず雨が降ったり止んだりで風が強かった。 この日は真鶴道路が強風通行止めだったので、一般道は断続的に渋滞が湯河原まで続きます。 伊豆山神社に寄りました。 参道は海からほぼ真直ぐに拝殿に向かい伸びています。下からだと相当きつそうです。 伊豆山神社は源頼朝と北条政子が結ばれた場所として縁結びはポピュラーですが、源家再興を果たしたとする必勝のご利益はどうなのでしょう…。 学業はとうに終え、賭け事も断捨離したからもう関係ないけど…(笑) 伊豆山神社の境内で若いカップルと遭遇しまして。 …若さに気負う旅一人山笑う… 神社の階段を上り始めると、後ろから若いカップルに追いつかれたので、足休めの踊り場で休憩がてら先を譲ろうとしたのですが……。 何とこのお二人、にっこりとご一緒するじゃありませんか。息が上がり喘ぐ姿を心配してくれている風も有りましたが、それがかえって情けなくって…… …春疾風階段一気まるで猫… …春疾風猫の如くに一目散… 軽く会釈してから折からの疾風の如く、階段を一気に登り切っちゃったんです。猫が面食らって一目散みたいに、…ちょっと違うか。でもね、私の性格は多分猫です(笑) そしたら途中でパチーンと左ふくらはぎ張っちゃたんです。嫌な予感がしたけど、この後筋肉痛となり痛みが引くまで4、5日掛かりました。相変わらず素直じゃないおっさんでした。やれやれ…(笑) …願掛けの二つは一つ春はじめ… 若い二人は拝殿でお参りのようです。縁結び宜しく何時までも仲良くね。 「どんな時でも笑顔を絶やさず接してくれる君が大好きなんだ」と言えば、 「あなたの傍に居られると安心できて幸せを感じるの」と照れる君。…… とくれば、人生有卦(うけ)に入ると言った気分は有頂天かな。 一生忘れることのない恋の一会。例え別れる事が有ったとしても長い人生の中で一期一会、いえ生涯一会の縁ですね。でも多すぎると一会の価値が下がるかも…(笑)。恋も春も始まりがいいな。何て、おっさんはつくづく思うのでありました。 それでは、遠くから拝殿に向かい一礼をして写真を撮らせてもらって、おっさんは消える事にします。 久し振りの熱海 宿に向かってナビ任せに住宅密集地を進むと、急に視界が開けたと思ったら熱海駅を見下ろす位置でした。 思わぬご馳走を頂かない手は無い。車を路肩に止めて早速写真を撮りました。 うはぁー、好きな電車と熱海の町の俯瞰です。そりゃーもう感激です。 宿を確認してから熱海駅へ。10年振り位ですが商店街の印象は変わらないですね。 あの時は友人4人連れだって、路地の店で土産物を買ったんです。 懐かしいなぁー。大食漢の友人が居て宿の朝食バイキングのご飯を6杯食べたっけ。 私は〇〇の3杯汁は恥ずかしから2杯で止めといたけど…(笑) 今回も一人だから、気兼ねなく電車の写真を撮りに行きます。 7番伊東線ホームに伊豆急の車両が入線します。 臨海学校で下田に行った時の事です。熱海まで団体列車ひので号で来て、伊豆急の展望?車両に乗り換えた記憶が薄っすら残っております。 当時は偏食が激しく両親が宿泊済先の食事を心配しおりましたが、夕食がカレーだったので、嫌いな人参を丸のみした事を覚えています。 今ではカレーの人参は磨り潰しにして、また千切りにした炒め物なら平気ですが、煮物の塊は今でも小さくしてほぼ丸のみです…(笑) それと、東海道線は熱海から宇都宮まで乗り換えなしの直通で行けるんですね。東海道線と言えば夜行の快速大垣行と寝台急行銀河になるのは、やはり歳がばれますね。(笑) 宿の部屋からの夜景です。企業・団体の保養所を運営するサイトを見つけて予約しました。 10畳+広縁付きの部屋で寝具の出し入れは自前となりますが、イタリアンコース・夕食と朝食付きで8640円+入湯税150円は、一人旅には十分すぎる内容でした。 翌日の早朝ベランダから撮りました。朝日が昇る刹那は、息を呑むほどです。 雲の下辺り、小さく海に浮かぶのが初島です。右端のタワーマンションの上あたりに大島も目視出来ました。 では、今回はここまで。 お付き合い有難う御座いました。 ページトップへ ⇒ |