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           桑原縛逐『だろう話のじじ放談』のページへようこそ       




























                                  

2023.11.05(日)更新
『血で血を洗う正義って何? どちらもテロ! 』
   

 …二元論気付け近眼俯瞰こそ (時事川柳)
 …テーゼ、アンチ上げた拳に埒もなく いつか手にせよ道はジンテーゼ (現代狂歌)

 善と悪は言葉として存在しまた人の心にも在るものだけど、陽と陰。善と悪。或いは主張と反駁の二元論とすれば、紛争、戦争の終結は多くの場合どちらかが諦めるか力尽きる終戦原理に抗うことはできないと言うことになります。
 二極の間は智慧であるのに悲しいかな……。ある方の真の願いという題名の短歌では、血で血を洗う民を従える神とはなんぞやと嘆いている。また中東情勢に詳しい石田和靖氏のYouTubeでは、ハマスもイスラエル極右政権もどちらもテロであると言う。
 因みに私見や私の小説も、テーゼ、アンチ、ジンテーゼの三元論を意識しています。
 嘗ての民社党然りまた国連も然り二極に対して優位性を示せても現実の調整が難しいのが現状です。
 しかし人間社会にとって必要な思想であり、今は戦争が部族、国内、国同士と現象変化する過程のジレンマであっても、長い目で見れば人類は戦争の反省を重ね必ず第三極ジンテーゼの優位性を手にすると信じたいものです。
最近私は、昼夜の境の「朝ぼらけ」や「暮れ方」に穏やかさを感じます。老人だからでしょうか。

 アブラハム合意に一旦立ち返り、イスラエルがシナイ半島をエジプトに変換した実例をパレスチナ自治区にも最終的に適用するを以て終戦に導ければ……。
 イランとイスラエルの恒久和平合意無くして過激派の存在理由を無くすことは出来ないのなら、国連及び関係諸国は現実的妥協を双方に、また日本政府もそういう立場を取るべきではないかと私見は考えます。 
                                2023/11/12 追記


2023.07.28(金)更新
『人間の考えることの可能性はゼロではない & 国防に付いて』
   
『人間が考えることの可能性はゼロではない
不可分のAIBI近未来(時事川柳)
 誰の言葉か忘れたが「人間が考えることの可能性はゼロではない」と言う。
 生産・サービスに於けるAI及びロボット化が極限化した場合、消費するのはロボットではなく人間なのだからベーシックインカム(BI)導入は寧ろ必然となるのではないのか。
 この仮説で重要と導かれる消費を現在で突き詰めるなら購買力の潜在性が景気浮揚の鍵となるし、地域及び国内消費の重要性は言うまでもなく結論として子育て世代や低所得者層が第一次対象になると、高福祉社会保障の制度化を望む一連の記事の中で定義しています。
 最近の株価上昇には自社株買いも多くなっているそうで外資から守ろうという機運が頼もしくもあり、また企業の業績アップには賃上げが必要という経営者も多くなっているなら、もう一声大企業が経済及び賃金連鎖の頂点という視点から系列・下請けへの波及まで面倒見る姿勢が欲しいですね。 企業も社会の一員の自覚として嘗てあった昭和の日本的企業経営風土を取り戻し、役員報酬や株式配当に傾き過ぎていないかの見直しなど、下請け末端の賃上げに寄与するくらいの人情をこれからの経営に取り戻して欲しいものです。
…商いは世間の財布次第なり心得上手は賃の種蒔き…(現代狂歌)

『国防に付いて。ベラルーシまで核保有国に……』
ありがちな議論応酬机へ蹴る(時事川柳)
 外交は大事としつつ、専守防衛を確実に担保するには原潜保有+αが現実的ですが、世界標準として機能させる究極を考えるなら、核対核より核を撃った相手の国内で破壊能力を得る事が最大抑止力となり、今は空想的であっても人工衛星や無人宇宙船から常時対応できるような長距離高出力レーザーシステムなどの開発が、中共やロシアの様に攻撃性を露わにする国とは違い、日本こそが専守防衛を世界標準に高め非戦を望む国であることの証明とすればよいと思います。
 またこれにより、日米関係が重要だからこそ言いなりではいけないし、事実本位の(占領下と言う事情で自国主体・総括が許されなかった東京裁判史観の修正)正しい反省の戦後認識に基づく新たな日本の姿勢も期待できそうです……
何にしても、未来に対し子供達が健全に国を愛し誇りを持てるような教育を望みたいですね。
…矛と盾合わせて矛盾世の中は額に皺寄せ均衡保ち…(現代狂歌)

 追伸
 中共の王毅氏がアジア人は欧米人にはなれないと言ったが、民主主義の価値観を共有する同士国であることが重要で、貴国の歴史・文化を尊重すれども顔かたちが似ているとか漢字圏の住人同士ということより、賢明な日本国民は間違っても強権・権威主義国になることを望むことは無いでしょう。逆に王毅氏に進言したい。法輪功等へのジェノサイド。南、東シナ海及び台湾への強権・圧力を元の鞘に収め、鄧小平氏の原点に立ち戻ることが東西社会の相互利益であり民主主義側の期待をもって、冒頭の氏のお言葉への返しにしたいと存じます。
 
国内にも一言。東海圏の知事の度重なるゴールポスト移動問題は、かの国お得意の三トラ(マネトラ、ハニトラ、ホメトラ)によるものなのでしょうか。だとすれば、なんと嘆かわしい事か……。2023.07.30 baku


2023.04.13(木)更新
『相応負担の高福祉の私見はワイフワーク』2023.04.06固定記事更新
 私見は暮らしやすい社会を望んでいます(一国民の意見としてお読みいただければ幸いです)
    相応負担で高福祉の仮想定義(2022.01.30・同02.03追記 2023.04.06リライト)
   
叶うゆめ森観ず木を見る藪睨み(時事川柳)
 2015年頃だった。トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』が紹介され、日本の格差拡大は世界に比べて際立つと報道された。2017年の衆院選に先立ち経済学者の井出栄策氏と旧民主党の前原氏がオール・フォワ・オール(皆が皆の為に)を掲げ、必要なところとにお金を回す子育て支援策を掲げたが、希望の党の失敗で自民党にこの案を増税セットでパクられてしまった。また画期的実証実験でもあったはずがコロナ禍の影響かその経済効果の数値発表は無いままです。
 持続可能な社会保障は税及び保険制度が基本とするなら、政治に利権や無駄がなくクリーンであるべき社会。特に貧困を生まないデザインをしっかり描ければ増税も理解を得られるのにね。
 自民党への国民の信頼は、丸投げ中抜き天下りの政官業利権体質を見抜いていて増税など任せる機運など無であろうというのに、もはや野党第一党にあるべき社会を描く勇気もなく、逆にLGBT法の意欲の中にリベラル系の天下り的組織作りも隠れているとたら本末転倒だし、ただ批判・反対するだけの存在意義にしかみえないのが残念です。 先ず利権や無駄の無いクリーンな政治家・政党を選ぶ事から始まり、小さな政府&大きな政府の選択は、大事に税金を扱うという確実な成果を上げた後の事とするのが良いと考えられます。
 維新に対する期待は、第一段階のクリーンな政治に望むにあります。本願の相応負担の高福祉社会保障制度の確立は政治の対極構図を考えると、維新が強くなれば新自由主義に対し修正自由主義あるいは期待値として国防を含めた現実指向を有する新民主社会主義も育つかも知れないし、その時その未来志向が世論を占めていればとただ期待するばかりです。第三のジンテーゼを考える。俯瞰を以ってですかね。
 また2020年の国民総資産が過去最高の1京1892兆円と内閣府から発表されています。久しく報道の無い国民金融総資産の内の預貯金も1000兆円を超えているのではないかと推定されます。であるのに周りで豊かになったと聞いたことがありません。これは貯まるところにしか溜まらないトリクルダウンが拍車を掛けたとして、必要以上或いは経済非効率性と捉えれば、以下の安心出来る社会の私見が夢に終わらないような気がしてなりません……。  富裕層だけで経済を回すことは出来ないし、中間層以下が関わってこそとするなら景気に賃上げは必須とする経営変化もあるし、累進、逆進調整及び低所得者層に厚い施策からとするのが妥当で、須らくは貧困の無い社会と言うべきでしょうか。
 
私見は何よりも暮らしやすい社会を希望します。消費増税の逆進性はよく言われますが、条件還付で調整すればいいし、同時に累進性の再調整をし、ボトムアップ給付財源は通貨発行益で……。若い人も何れ年を取るし、消費税の存在する今だからこそ基礎年金は税で積み立て部分の二階建てを将来的に考えてはどうでしょう。

スガさんの三助論法逆手取りボトムアップで格差是正を…(現代狂歌)
 必要性をゼロとは言いませんが、ジジ放談では以前からトリクルダウン方式の闇(業務委託先の中抜きや政官財の横領的利権問題)や非効率性(貯まるところにしか溜まらない)が助長され、中・低所得者層にはほぼ恩恵がない事を問題としてきました。
 また公金投入効果及び不正を生まない効率性は直接的なボトムアップ給付型であり、対象は消費意欲(国内及び地域に向いていることが重要)の高潜在性を有する中間層の子育て世帯から低所得者であるとしました。やはり私見としては実証実験して効果を詳らかにして欲しいし、シングルマザー及び子どもの貧困、将来設計がままならない若者、低・無年金生活者などの生活弱者を無くす施策を望みたいですね。
 更にテーマは高福祉社会制度の安定的税制を支えるのは中間層を増す事とし、制度の確立はお金を貯めるより末端まで人生を楽しむ旅行や外食等を増やして、投資や起業の垣根が低くなる経済効果(マネーサプライ増加=GDPも増える)も見込めるとして、その移行過程を以下の仮想定義としています。

政治家さん一時的には通貨益持続可能は飽く迄税で(現代狂歌)
定義(私見)
1 私見は企業を含む万民相応負担の高福祉社会保障の制度化を望みます。
 基本医療の無料化。高校・大学の無償化。低所得者及び子育て支援。年金制度(将来的には基礎年金は将来的に税で賄い現行の積み立て部分は二階建てとする)改革。失業時の補償の拡充などの制度化が主な目的とします。
 相応負担は税を基本とし、且つ移行時に於ける低所得者及び景気対策の財源として国債発行(日銀買取の通貨発行益)を充てます。
 大企業の法人税は一旦28%に戻し、不本意とする非正規雇用者の正規化及び賃上げ率で、最大23%減税の仕切り直しとします。
 高・不景気を問わず国民総金融資産、特に預貯金の増加は現在も増え続けているのは明らかで、累進性の再調整も必要とします。
 相応負担の税(消費税)の負荷と軽減の施策を自助・共助・公助に振り分ける施策…。自助層(中間層のお二人世帯も含む)は100%負担。共助は中間層の子育て世帯への手当を拡充し概ね100%負担。公助は低所得層とし、増税分をクレジットカードとマイナンバー制度+銀行口座の紐づけの還付を以って逆進性の調整とします ※この紐づけは不正受給を予め防止するためであり、本人の重大な管理ミスを除く被害に対しては国が補償をする。
 景気対策経済を壊さない対策として政策的財政出動(国債発行=通貨発行益)をボトムアップ型に変更。自助・共助・公助に例えると、公助(低所得層)から共助(中間層の子育て世帯まで)を消費意欲(国内及び地域に向いていることが重要)の高潜在性と捉え、例えばボトムアップ式ベーシックインカムの対象とすれば、トリクルダウン方式より効率の良い景気対策なり下支えは社会全体の活気を生むものになる気がします。
 デフレ脱却(外的要因の物価高は別とした長期見通し)倒産は常にあるものですし、進む人口減少を企業一単位の収益性の後退と捉えれば、広義に於いて現状の収益性で賃上げが不可能な中小企業の統廃合は早めに進めるのが現実的でしょう。また一時的無収入に対する生活保障は高福祉社会制度の確立上、期間延長を含め手厚くする事の手始めとしてこそ結果的に救われるものも多く、避けては通れない需給シャッフルであると考えます。よって物やサービスが売れる環境が末端まで作られ、の施策の国内・地域向きの購買力強化が小売業の体力を更に強化し、ひいては中間層を増やす入り口となり、社会全体に賃上げセットの好ましい2%インフレの好循環の形が整えられるのでないでしょうか。
批判
 高福祉累進逆進調整のカギは国債持続は税で(現代狂歌)
 消費税には逆進性があり打ち出の小槌ではなく、格差を広げるだけだと批判を受けます。言いたいお気持ちは解りますが、その歪を調整するのが低所得者への還付や中間層までの子育て支援の充実であり、段階的に定義1の高福祉社会保障制度の中に取り込まれることを想像して欲しいのです。

 国債発行=通貨発行益はインフレと円安を誘発する要素があると言われ、通貨(金の小判でない紙幣信用基準であることをお忘れなく)は信用で成り立つものですから、現状の日本の信用(国力)に胡坐をかくことは麻薬に溺れることに等しく決して恒久財源として扱うべきでないと私見は考えます。
成否の鍵
BIもボトムアップで花咲けば分厚き中流金の種なり…(現代狂歌)
 I化が進む中全ての生産労働がAIで賄われると仮定しても、物やサービスを消費するのはAI・ロボットではなく飽く迄も人間であり、その時注目されるのがBI(ベーシックインカム)だと思います。
 極論になるかもしれませんが、消費意欲の潜在性を探ることが景気(消費)の鍵となり、BIの有効な使い道=公助及び共助の子育て世帯が導き出せるのです。
総論
 世界の人口爆発の中で、気象及び食料危機がクローズアップされています。衣食住、特に食料の自己完結率を高めることは待ったなし。だから如何なる事態に瀕しても社会的弱者を労れる貧困の無い民政が重要なのだと思うのです。
 生活保護は就労で引き受けた外国人の一時的な生活困窮救済に向いていても、長く国内で税を負担し生計を立て困窮に至った日本国籍者に、これを充てるには尊厳の問題があるような気がしてなりません。
 幸いにも欧州に高福祉社会保障制度の成功例があるのですから、成熟すべき我が国の民主社会が座して指をくわえている場合いでしょうか。
否、やらない手はないでしょう。後はどうゴールに向かうかを万民で知恵を出し合うことが望ましいと私見は考えます。
 憲法改正も然り、この提案も世論・国民の半数以上の同意を得ることを条件とするのが民主主義の基本でしょう。
では信頼をおける肝心な政党候補はと言えばどうなのでしょう………。
 利権体質の慣習政党は駄目。では反対派と言いたいが政治を問題の解決力とするなら国民が納得する合理性に基づく対案を常に示さなければならず、参政党は未知数であり最近では大阪維新に見た気がするだけです。

 となるなら、時にダイナミックに政治を動かす我が国の世論の力(多数の判断は正)は大きく、急がば回れ! 時の政権に少しでも見込みがあれば支持し在野に候補を見つければそれも支持し、シャッフル上等、世論の形成と政治が共に育てられる未来を私見も育ちまた待ち続けるつもりです。世の中に無いものを望むわけではないのですから潮目が変わることを信じて……。
通貨益どうせやるなら高福祉(時事川柳)
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 維新に付いて。 維新は合理性の強い政党ですから行政においても効率の追求が前面に出やすく、上海電力問題も2012年当時の環境では経済性を重視したと見えなくもなくもありません。中共の酷い国防法が2020年に施行された今日では個人献金と利権繋がりがあれば別ですが、今後上海電力の動向に注意し場合によってはリセットを視野に入れれば良いという話ではないでしょうか。
 参政党の国防や歴史認識に期待します。 三日回目以降のワクチン接種批判(基礎疾患及び免疫力弱者は定期的に打つ)も支持します。しかし鳥インフルエンザが猛威を振るう中で次のパンデミックに備える長期的見通し、つまり自国の創薬力(mRNAを当然含む)を確保する姿勢も明らかにしないと、今回外国にワクチンで良いようにされたという反省になりませんよね。また緊急事態法も自国の主権で考えるべきだと思うのですが……。(2023.04.20 追記)






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