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<姫路城(京阪神・冬の旅より 2016.11.27>
帰宅を急ぐ母と待つ子…(詠み歌と文中三句)
仕事帰りなのか、お土産を持ち帰宅を急ぐ母親らしき女性とすれ違って……
…土産持つ母の頭上や冬昴…
一日の仕事を終えた人の顔はとても穏やかで、すれ違い様、夜の静寂に残す後姿もどこか微笑んでいるような。社会に関わると別のスタンスだなと思う事があるけど、プライベートに戻る時間って何て優しくて平和なんだろう。
…顔見たし急き立てるのは六連星… …顔見たし親子の絆六連星…
ある寒い冬の夜……。
父の遅い帰宅は諦めて、母の帰りを待つ兄弟がおりました。母さんはきっとコロンバンのバームクーヘンを買ってくる。周期性で知る子供たちの期待は妙に高まっていて、それはこの日も的中したようです。
少年はバームクーヘンの外側のココナッツをまぶしたアイシングの味の深みがとても好きでした。
さぁー仏様に上げてからよと言う母の笑顔も、どこか何時もと違うとびっきりなのです。 |